観たら読んだら思ったら

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主が観たアニメ、読んだ本、日常で思ったことを書き綴るブログです。

<いじめについて>

※注意
 子供がいじめられて自殺してしまった親はこの記事を見ないでください。
 
いじめと言えば小中高生で問題になりニュースで取り上げられることが多い。
企業など社会人の中で発生しているいじめに対しては、どちらかというと
○○ハラスメントとして取り上げられるのが一般的である。
この記事では主に子供の間で発生してるいじめについて語ろうと思う。

 

結論から言ってしまえば、最も悪いのはいじめられた子の親であると私は考えている。
特に子が自殺してしまった場合などはそれは顕著であると思う。
なぜ親が悪いのかについての理由を書きに記す。

 

一般的に悪いとされるのはいじめっ子(加害者)、教員、教育委員会?、いじめられた本人(被害者)、などでありその親に関しては悪いとされることがあまりないというのが現実である。にもかかわらず私は親が悪いと思っている理由はこうだ。

親の義務として、子供が安全に生活し成長を見守るということがあり、その中にいじめに対する対処方法をあらかじめ子供に教えておく必要があると私は考える。親は子供の健康のために栄養価の高いものを摂取させる、赤信号では道を渡らないように、日が暮れる前に帰ってくるように、寝るときは風邪をひかないように暖かくして寝るように、
などと教育する。

これら全てをまとめると、親は子供に対して外敵から身を守ることを教えるということである[図1.1]。

 

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                図1.1

 

読者は気付いたと思う、いじめっ子の存在は"外敵"にカテゴライズされるということに[図1.2]。

 

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                図1.2

 

元々は車、不審者、風邪などと細かく分類していたものをまとめて外敵とした、これは抽象度をあげたということである。
抽象度の例としては、[図2.1]のようになる。

 

 

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                図2.1

 

つまり抽象度が高いということはより俯瞰してものを見る考えるということである。
このように考えると「いじめっ子は外敵の一部」と言い換えることができる。
これによって言えることは、「親は子に"外敵"(いじめっ子)から身を守る術を教える義務がある」ということである。
いじめ問題によって自殺してしまう場合に、被害者は「親に心配をかけたくなかった」などを理由にすることがある。
これは子の親に対する優しさではないと思う、これは子の親に対する信頼度の低さであると思うのである。
親が子に対して、「学校等で困ったことがあれば何でも相談しなさい」と日々安心感を与えつつ育てればきっと子は親に相談してきて
くれるはずである。つまり、結局我が子の信頼を得られなかった親の敗北ということなのである。
親は自らも被害者と思い込み、崩れ落ちるであろうが、親としての義務を果たせなかった加害者なのである。

私は最も悪いのは被害者の親であると上記に記した、ここからは、なぜ"最も"悪いのかについて説明する。
"最も"となるかならないかは、カテゴライズされた外敵において、教育によって防げるものか否かで決定されると思う。

■教育によって防げると思われるもの
・赤信号で渡ってけがをした場合
・小学生くらいの子が夜遅くに外出して不審者に襲われた場合
・布団をかけずに就寝して風邪をひいた場合

■教育では防ぎようのないもの
・青信号で渡っていたら車が信号無視で突っ込んできた場合
・体育の授業で自発的に転んでケガをした場合
・クラスでインフルエンザが蔓延しており、感染した場合


いじめが長く続いている場合、いじめによって自殺してしまった場合などは親と子が接する時間が与えられており、防ぐことは可能な分類に属すると考えられる。いじめられてからの対処法はいくらでもあるはずだ。
学校に子を登校させなければ良い。ただそうするだけで、自殺は防げるはずだ。
それを可能にするために教育によって親と子の確かな信頼関係を構築してほしいと思う。教育といものがどれだけ怖いものか
いじめ問題でも痛いほど感じることができる。