<「フロー体験 喜びの現象学」を読んで>
著者:M・チクセントミハイ
人の幸せとは、「フロー状態」であるという。
[フロー状態とは]
物事に完全に浸り、精力的に集中している感覚に特徴づけられ、
完全にのめり込んでいて、その過程が活発さにおいて
成功しているような活動における、精神的な状態
フロー状態では、不安やわだかまり、時間からすら解放されて
自己目的的活動を行うことができるということである。
[自己目的的活動とは]
簡単に言えば、ある行動自体が目的であることを指す。
①お金を稼ぐために働く場合で考えると
目的:お金を稼ぐこと
活動:働くこと
になり、目的と活動内容が異なるためこれは自己目的的活動ではない。
②野球が好きでプレイする場合
目的:野球をプレイすること
活動:野球をプレイすること
になり、目的と活動内容が一致するためこれが自己目的的活動であるといえる。
つまり、人の幸せとは自己目的的活動を行っていることと言える。
社会人になると、多くの人が週40時間以上の労働で過ごすことになる。
私としてはこの時間を自己目的的活動にしたいと思うのであるが、
残念ながら今は①の状態で過ごしている。
これは私の今の仕事に対する態度が問題なのか、ミスマッチによるものなのかわからない。
この本は、読者がどうしたら幸せになれるかを教えてくれるハウツー本ではない、フロー
というものについての論文のようなものである。
目的と活動内容が「働くこと」でついでに給料がもらえる、ああこれは幸せだわって思うわw
ここでアニメ「STAR DRIVER 輝きのタクト」のキャッチコピーが脳裏をよぎります
【やりたいこととやるべきことが一致したとき、世界の声が聞こえる】
フロー→世界の声が聞こえている状態なのか???
そうなるために必要なことはなんなのか
Ⅰ.自分は何が好きか探す
→アニメ好き それだけ...鑑賞中は確かに時間忘れるが鑑賞中ってみんなそうでしょ
Ⅱ.今の仕事でフローを探す
→フローを感じたことはない、というか今の仕事はやめたい
Ⅲ.転職してフローを探す
→何がしたいのかわからない
Ⅲについてよく考える必要があるということだ。
フローを感じられる何かに出会うまで転職を繰り返すのか?
これは一生出会わない場合もあるということか?
フローと自身に対しての着眼点が間違っている?
良い宿題ができた、次回以降でフローを見つける方法についての記事を更新したいと思う。
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